すごい密室の殺人事件 読書感想「すべてがFになる」

12月 29th, 2008 admin

すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫)
森 博嗣
講談社
売り上げランキング: 27537

claなんとかさんに小説入門者へのオススメ本を聞いたところでてきた本。翌日がフルマラソンだというのに朝まで読んでしまい、その後もフルマラソン後だというのに朝まで読んでしまったという凄いスピード感のある本でした。おもしろい

感想

面白いのは物語の中心人物となる真賀田四季、犀川創平、西之園萌絵の天才っぷり。とくに真賀田女史は物語の中でも世界一のプログラマーとされているぐらいでこの三人の直接のやりとりなどは読んでいてため息がでる。
物語はコンピューターで完璧に制御されている研究所での密室殺人を中心に進められる。密室殺人のトリックもすごいのだが、その犯人をめぐっての2転3転するどんでん返しには驚いた。とくに最後の犯人がわかったときのゾッとした感じは他の小説にもなかなかないんじゃないかなと思う。

まとめ

・「すべてがFになる」のFの意味がわからなかった僕は非常に残念な気持ち
・なんとこの本は森博嗣のデビュー作となっているが全10作品のシリーズの第4作目らしい
・犀川創平がイケメンなのかどうかわからなかったのが残念。萌絵に恋心を抱かれるなら最初のほうで描写すべき
・こんな設定とトリック(というか犯人)を思いついた森博嗣は変態

★★★★☆

第1回MISO WEBカンファレンスに出席

12月 23rd, 2008 admin

本日第1回MISO WEBカンファレンスという名古屋のイベントにパネリストとして参加してきました。

Session1アクセシビリティ

・「プロ」クリエイターのためのアクセシビリティー入門
・アクセシビリティとは「使えるか使えないか」という話
・例えるならドアノブの無いドアと普通のドア
・アクセシビリティは障害者のためだけでなく、高齢者や子供などの健常者も対象
・高齢者のネット利用は増えており、半数を越えるのも間近
・高齢者にはコントラストの減少やマウス操作の不自由、記憶力の低下などによりアクセスビリティが求められる
・アクセシビリティにはプロジェクトに関わる全員の意思統一が必要
・2009年はアクセシビリティの年

Session2 パネルディスカッション

・前半は緊張して声が震える
・後半は多少はリラックスして喋れた
・もっと単純な議題でもよかったかもしれない

懇親会

・ActionScriptの勉強会を開くと女性が集まるらしい
・韓国から日本にJavaをしにきている人が美人過ぎて驚いた
・ここ数年はLED照明がバカ売れらしい
・婚約した人と、先週子供が生まれた人おめでとう!
・24日はわりとみんな忙しいらしい(多分)

酔っ払ったけど記憶は失いませんでした。
自分が幹事でない会というのはリラックスでき、とても楽しませてもらいました。
思えば懇親会にいた人のほとんどが今年初めて出会った人で、今年の激動ぶりを思い出させて頂きました。
来年も是非宜しくお願いいたしますー

NGK2008に行ってきた

12月 22nd, 2008 admin

名古屋のITコミュニティであつまって開催された忘年会に参加してきました。
記念すべき第一回の忘年会をclaメソッドまとめます。

一次会

dsc00403.jpg
・開場の15分前を集合時間に設定しておいたらみんな15分前の15分前に集合していた。
・受付をテキパキとこなしたid:clairvyとid:dominion525,dabitsが偉い
・初対面の人が多かったが運営に時間をとられあまりしゃべれなくて残念
・katzkawaiが複数人に来年のOSC Nagoyaの実行委員長を依頼しているのを目撃
・LT発表者の半分以上がその場で資料を作成
・途中で「わらび餅体操」という体操が真面目に始まったけど、だれもITと関係ないということに気がつかなかった
・dabitsがよく働いていた
・id:clairvyが一人でネットワークと、映像関連を管理。機材がリュック一つに収まっているのは奇跡
・id:Y_Sakuraiがustream配信をしてくださった。あとで見たい

二次会以降

・ここからはid:dominion525が仕切りました。有難う御座います
・あんまり記憶がない、とりあえず謝りたい。
・酔って人に迷惑をかけるのは慣れている
・ただし「さみしい」と言っていたのだけは撤回したい

三次会

・よく寝た

面白かったー!
こういうコミュニティの集まりなので参加者のほうも慣れていて運営が楽でした。
時間が足りなくて話ができなかった人が多かったのが残念です。もっとゆっくり話したかった。
またOSCの前ぐらいに集まれたらいいですね。楽しみにしています。

むしろ経営学 - 読書感想「日本の10大新宗教」

12月 17th, 2008 admin

日本の10大新宗教 (幻冬舎新書)
島田 裕巳
幻冬舎
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多分僕は多くの日本人と同じように、宗教ってなんなん?宗教って入ったら負けでしょ、俺は無宗教だし。と思ってる。(多くの日本人と同じだよね?違うかな)でも、それらの考えには特に根拠がないし、偏った情報に基づく思い込みの部分が多そうなのでphaさんのところで紹介されていた本書を買って、まずは新宗教について学んでみることにしました。まぁ案の定間違いだらけでしたよ!

新興宗教と新宗教って?

言いかたが違うだけ。ただし新宗教というのは新興宗教ってのが差別的だからということで生まれた言葉なので、新宗教のほうを使うのが適切。基本的には既成宗教でないものは新宗教と呼ばれる。

じゃあ既成宗教と新宗教の違いは?

特に無いらしい。歴史があり社会に定着したものは既成宗教といわれるそうだ。仏教も元々はバラモン教から、キリスト教もユダヤ教から生まれた新宗教だということ。どちらも当時は新宗教だったんですね。まぁ当時って何千年前だって話ですが。

日本人は無宗教?

僕のような家に仏壇はあるけど別に神社も行くしクリスマスもケーキ食べるよ!みたいな人らは無宗教だと思っている人が多いけど宗教学的には違うらしい。日本は昔から「神道と仏教という二つの宗教が組み合わさった特殊な形態」がデフォルトなので、その特殊な形態に所属しているということになるそうだ。ただそれには名前がないから「僕は神道でもないし、仏教でもないから無宗教だな」と思っているだけだとのこと。なんかすっきりした。

10大宗教の特徴

とまあ、こんな感じで宗教に関して無学な僕にはとても勉強になる一冊でした。最後に復習をかねて僕なりに10大新宗教について印象に残った所を復習しておきます。

天理教(てんりきょう)

・奈良県天理市が宗教都市
・神道と仏教の両方の影響がある
・妊婦を助けるおまじないが活動の原点
・戦前は新宗教のなかで最大規模

大本(おおもと)

・新宗教の中で一番評価が高い(特に反権力の人達から)
・庶民以外にも、知識人、軍人にも人気
・金光教から分れて生まれた
・神道がベース
・王仁三郎のカリスマで拡大 

生長の家(せいちょうのいえ)

・海外の信者の方が多い(数百万人)
・創立者は大本に入信していた
・神からの啓示をうけ創立
・雑誌ベースの新しい布教活動(雑誌を読めば病気が治るという人もいた)
・昭和天皇を崇拝していたため、天皇が亡くなった後は力が衰える

天照皇大神宮教(てんしようこうたいしんぐうきょう)

・踊りながら社会を批判するという活動をしていた
・創立者の腹に宇宙を支配する神が宿り社会批判を始めたのがキッカケ
・金儲け主義ではない
・いさぎがよい創立者の人柄で好意的にみられていた
・海外にも進出
・現在は中規模の新宗教として活動

璽宇(じう)

・元祖踊る宗教
・双葉山も入信していた
・創立者の死後は勢いがなくなった

霊友会(れいゆうかい)

・精神病などではなく、修行によって神憑りができるようになった
・若者の「自分探し」に目を点け若者の信者を獲得

立正佼成会(りっしょうこうせいかい)

・霊友会から分派
・高度経済成長時代に地方から都市部に来た未組織の労働者を中心に大きくなる
・先祖供養と姓名判断、教祖の霊感、法座が不況の武器
・法座は十人ぐらいで悩みを相談したりする会、独自の宗教用語を駆使するという特徴がある。

創価学会(そうかがっかい)

・積極的な布教活動「折伏(しゃくぶく)」で否定的なイメージをもつ人が多い
・公明党との密接な関わりからも警戒されやすい
・教育者の団体から発展
・他の宗教の儀式などに参加してはいけないなどの排他性が強い
・教育活動などを通じて信仰の継承に力をいれている

世界救世教、神慈秀明会と真光系教団

(せかいきゅうせいきょう、しんじしゅうめいかいとまひかりけいきょうだん)
・どれも「手かざし」で布教活動を行っている
・「手かざし」は出来る人がおおいようで分派が多い
・すぐ分派するが、統合も多い
・真光系の「手かざし」は整体がベース

PL教団(ぴーえるきょうだん)

・宗教系のなかでも高校野球がいちばん強い
・日本一のPL花火は教祖の「自分が死んだら嘆かず花火でもあげてくれ」という遺志によるもの
・教義に「人生は芸術である」というものがある
・病気治しも行うが近代医学をみとめ病院なども所有している

真如苑(しんにょえん)

・若い女性芸能人などの入信で話題に
・信者数で創価学会、立正佼成会に次ぐNo3(90万人)とおもわれる
・信者は信徒カードという磁気カードをもっている
・世直しや、終末の予言などがない過激でない宗教
・1対1のカウンセリングのような「接心(せっしん)」という修行がある
・これが現代的で安定しているが、劇的な発展も見込めない

GLA(じーえるえー総合本部)

・白装束集団の教祖はここの元信者である可能性がたかい
・創立者は兼業で教祖をつとめた
・創立者には古代エジプトや中国など外国の霊が下ることがあった
・オカルトが好きな人達の集まりがもと
・現在は亡くなった人の言葉を伝える江原氏のような活動をおこなっている

まとめ

この本は10大宗教がどうというよりは、宗教はどう生まれて、どう成長し、どう没落していくのかという話が客観的にまとまっている本として素晴らしいと思った。特に、勧誘は行いたいが勧誘を行うと悪いイメージをもたれやすいとか、時代の不満に応えると信者は増えやすいが時代が変わると矛盾だらけになってしまうなど、宗教団体ならではのジレンマを各宗教がいかに乗り越えてきたかという話は非常に面白い。単なる宗教の話だけでなく組織の経営の話としても参考になるなんてなんてお得なんでしょうか。

他にも「新宗教系の高校ってこんなにあるの?甲子園って宗教の戦争みたいなもんじゃん。」とか、「国から理不尽な弾圧されていて、国ひどい!」などと無学な僕には新しい発見だらけの本でした。

この本を読んだ僕は「新宗教ってなんか恐い」「○○教って身ぐるみ剥されるんでしょ?」というような、まったく根拠のないイメージから「あぁ、あの宗教はよく知らないけど、○○系だよね」ぐらいには知ったかできるようになりました。次のステップとして、この本では取り上げられなかったキリスト教系の新宗教について学ぶのと、そもそも既成宗教について知識が無いので、まずはそのあたりについて学んでみようと思います。

最後のご案内。名古屋のITコミュニティ忘年会

12月 15th, 2008 admin

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OSC Nagoya 2008の「勉強会大集合」で集まったコミュニティを中心に、名古屋のIT関係者で一緒に忘年会をやろうという企画です。
今夜ぐらいで締め切りますので最後のご案内をさせていただきます。

日時:12月20日(土) 18:45~
場所:名古屋市東区泉のR+BASE Cafe
参加資格:名古屋のITコミュニティに興味のある人

今年一年を振り返りながら、楽しくお酒を飲みましょう
受付にはATNDというサービスを利用しています。下記URLよりお申し込みください。

NGK2008 : ATND
http://atnd.org/events/196