ファンタジーです 読書感想「影との戦い ゲド戦記Ⅰ」

11月 7th, 2008 admin

影との戦い―ゲド戦記 1
影との戦い―ゲド戦記 1
posted with amazlet at 08.11.07
アーシュラ・K. ル・グウィン 清水 真砂子 Ursula K. Le Guin
岩波書店
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ハリーポッターが終ってしまって、ハリポタは面白いが主人公が金持ち過ぎて許せんとかなんとかって話をしていたら、じゃあ次のファンタジーとしてどうかと紹介してもらって読み始めた。
いやー面白い

あらすじ

アースシーという世界に住む魔法使いの青年が若さゆえに使ってしまった禁じられた魔法によって呼び出された「影」と呼ばれる魔物と戦う。

感想

ファンタジー経験が浅い僕にも面白くよめる本でした。まずアースシーという世界が面白いです。竜がいたり、魔法があったり、まだ未開の地があったりと、主人公の冒険とは無関係にアースシーという世界を想像するだけでも楽しめます。
人物で好きになったのは師匠オジオン。
「聞こうというなら、黙っていなくてはな。」
という名言が心に響きました。口数は少ないが大きな愛情で主人公を正しい方向へ導く姿は主人公がうらやましくなります。そしてなんといっても、ゲドが自分と向き合う決心をし、旅立った後の一言
「いとしいハヤブサめ。うまく飛んでいくんだぞ。」
あーうらやましい。
テーマも深いです。僕としては主人公ゲドが自分自身を見つめ、大人となっていく自分自身との戦いなんだなと思いながら読みましたが、読む人によっていろいろな解釈ができそうです。

全体的に派手なシーンや、人がバタバタ死ぬようなところはないですが、竜とのやりとりや、未開の海を航海するシーンなどの表現がとてもうまいなと思いました。場の緊張感みたいなものがとても伝わってきます。

僕のようなファンタジー入門者には最適の本なのではないでしょうか。次の巻がを読むのが楽しみです。

★★★★☆