RubyとArduino(Gainer)ではじめるフィジカルコンピューティング(名古屋Ruby会議01)

10月 13th, 2009 admin

名古屋Ruby会議で「RubyとArduinoで始めるフィジカルコンピューティング」というテーマでLTを行いました。ここでは発表のデモのうち、「はてなスターがついたらパトライト点灯」のリベンジと、解説を行いたいと思います。なお、Arduinoが故障した都合で、このデモはGainerで行いました。

2009/10/13 限定ライブデモ中
僕のブクマにスターをつけるとパトランプつきますよ。(連続、同一箇所だとWebHookが飛びません。連続で遊びたいときは別の場所にスターをつけて下さい。)
本日18:00ごろまで開催延長中
http://www.ustream.tv/channel/toyosystem
10/14 デモ終了しました

概要

screenshot26
上記の図がすべてです
(1)誰かが僕のはてなブックマークにスターをつける
(2)はてなWebHookというはてなの機能で、指定URLにPOSTリクエストが送られる
(3)webrick+sinatraのスクリプトがデータを受け取り、dRubyサーバにキューを送る
(4)Gainerを操るRubyはdRubyで待機(take)しているので、データを受け取りパト点灯
という流れになっています。以下順を追って説明します。

(1)(2)はてスタが付、WebHook起動

はてなブックマークの設定のデータ管理というところで行えます。

(3)webrick+sinatraのスクリプトがデータを受け取り、rinda(dRuby)にキューを送る

初めてsinatraを使ったのですが、簡潔さに驚いた。なんと必要なコードは以下だけ

RUBY:
  1. require 'rubygems'
  2. require 'sinatra'
  3. require 'drb/drb'
  4.  
  5. post '/' do
  6.   DRb.start_service
  7.   $ts = DRbObject.new_with_uri('druby://:12345')
  8.   $ts.write(['data',params[:username].to_s.untaint])
  9. end

dRubyサーバ

こっちも簡単すぎて泣けるっていうか、irb上で動いていました

RUBY:
  1. irb>require 'drb/drb'
  2. irb>require 'rinda/tuplespace'
  3. irb>$ts = Rinda::TupleSpace.new
  4. irb>DRb.start_service('druby://:12345', $ts)
  5. rb>DRb.thread.join

(4)データを受け取りパト点灯

RUBY:
  1. require 'drb/drb'
  2. require 'funnel'
  3. include Funnel
  4.  
  5. DRb.start_service
  6. $ts = DRbObject.new_with_uri('druby://:12345')
  7. gio = Gainer.new()
  8. loop {
  9.     p $ts.take(["data", nil])
  10.  
  11.     gio.aout(0).value = 1
  12.     sleep(5)
  13.     gio.aout(0).value = 0
  14. }

まとめ

・dRuby+sinatra+Gainerは強力
・入門にはRuby+Arduinoは敷居が高いので、素直にArduino IDEを使うかGainerをオススメしたい
(導入でつまづくのってもったいないですからね)
・デモでスター付けてくれた人有難う!

発表資料

Arduino+Rubyについて名古屋Ruby会議01で発表します

10月 8th, 2009 admin

実行委員もやっている名古屋Ruby会議01のLTにて発表しますのでお知らせです。

内容は「RubyとArduinoで始めるフィジカルコンピューティング」です。
新しい言語を覚えなくてもRubyとArduinoというI/Oモジュールを使ってフィジカルコンピューティングをしちゃおうというものです。

フィジカルコンピューティングといえば、以前サーバ監視パトランプを作ったり、Twitterと連携したりしましたが、そのときはGainerというモジュールを使っていました。
ソフトウェアだけじゃない話なので息抜きにちょうどいいと思いますよ。お楽しみに!

名古屋Ruby会議01
http://regional.rubykaigi.org/nagoya01

名古屋Ruby会議01まであと1週間

10月 2nd, 2009 admin

pamph

名古屋Ruby会議01まであと1週間。
豪華プログラムも決まりました。空席はあと30名分です。

上の画像のPDFはこちら(PDF)からダウンロードできます。ぜひ会社や学校などでの紹介にご利用下さい。

みなさんと会場で会えるのを楽しみにしています。

名古屋Ruby会議のロゴができました。

9月 15th, 2009 admin

nagoya

僕も実行委員として参加している「名古屋Ruby会議01」というイベントのロゴファイルをのりおさんという方に作って頂きました。

イベントは10月10日(バイナリの日)に開催です。すでにいろいろ準備はしていますが、こういったグッズができるとグッと実感が増してきます。
まだスピーカーの発表は一部しかしていませんが、参加者の募集は行っておりますので公式ページに是非きてください。参加は無料ですよ!

また詳しい情報などは随時、公式ページ及び、ここで発表させて頂きます。

信頼の1冊 読書感想「初めてのRuby」

9月 12th, 2009 admin

初めてのRuby
初めてのRuby
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Yugui
オライリージャパン
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Rubyに対する自信向上のために読みました。プログラミング言語の入門書に限らず、どんな人が書いたかというのは読者の気持ちの問題として非常に大切だと思う僕には、Rubyのコミッタであり、仕事に厳しそうな雰囲気もあるYuguiさん著というのは読んでいて非常に安心感がありました。面白かった!

驚いたり、知らなかったりしたこと

第1章 ようこそ、Rubyのある生活へ
・ユーザの入力に応じてクラスの定義を切替えることができる(親クラス名に式を入れるとか)
・ファイルの冒頭の#!はshebangという名前
・-rdebugオプションをつけるとデバッグモードで実行される
・ri String などでリファレンスを参照できる(なぜか僕の環境にははいってない)

第2章 配列とハッシュ
配列
・存在しない添字を与えられるとnilを返す
・負の添字が使える。-1が最後の要素
・長さ付き添字というのがある。2個目の要素から3つ取りたいときに ary[1,3]とかける
・範囲オブジェクトも渡せる ary[1..2]
・長さ付き添字や範囲添字で複数の値の一括更新もできてしまう a[1..2] = "foo","bar"
・ソートを行うsortメソッドはブロックを渡してソート条件を変えられる
・ブロックを評価した結果が新となる要素だけを集められるメソッド select
ハッシュ
・存在しないキーを与えられた場合はnilを返す
・順序は保持しない
・Enumerable::Enumeratorクラスは、each以外の任意のイテレータについてEnumerableのメソッド群を提供するプロクシクラスらしい。強力そうだけど使いこなす自信が無い

第3章 数値
・数値計算の遅さは1.9でかなり改善されたらしい
・メモリの許す限りの大きい数字が扱える(手元のEeePCでみてみたら1万桁以上の数字も余裕でした)
・Floatオブジェクトには無限大(Infinity),負の無限大(-Infinity),非数(NaN)という特殊な値がある
・NaNは自分自身とも同値でない(なんかかっこいい!)
・-7 / 2 #=> -4で 7 % -2 #=> -1 らしい。なんかはまりそう
・比較演算子に宇宙演算子<=>というのがある、左辺が右辺より小さければ負の数を、同じなら0、大きければ正の数が返る

第4章 文字列
・Rubyistの日本語訳の一つはRuby愛好家
・式展開#{...}の中身は自動的にto_sをしてくれている
・バッククォート文字列は、中身をシェルコマンドとして実行し、コマンドが出力した内容を文字列として返す(便利やん!)
・文字リテラルはダブルクォート、シングルクォート以外に%記法というので表現できる。
・ヒアドキュメントは区切り語の前に-をつけることで、終了の区切り語をインデントしたりしてもよくなる
・鬼車をつかえば$1とかの変数を使わなくてすむ
・文字列に[]を付けることで配列と同じようなアクセスができる(添字に正規表現のパターンが便利そう)
・str = str + "world"は単にstr << "world"で表現できる
・sprintf("%03d",10)は単に"%03d" % 10とかける。すっきり!
・Ruby1.8の場合文字列オブジェクトはバイト列としてしか扱われないが、正規表現オブジェクトはマルチバイトに対応している
(だから日本語文字列を分解するときはscan(/./)とかをつかう)
・1.9から文字列はバイト列ではなくなる!

第5章 入出力
・プログラムの引数をそれぞれファイル名とみなして、それらを仮想的に一つのファイルとして表すオブジェクトARGFというのがある
・文字列をIOオブジェクトのように扱うStringIOというクラスがある
・1.9ではIOの時にエンコーディングの変換をやってくれたりすす

第6章 変数
・メソッド呼出の時に、呼出元の変数と、メソッドの仮引数が同じ名前の場合、メソッド内で変更されると元の変数も変更される
・nilもオブジェクト。(たしかにメソッドもあるからそうなんだけど、なんだか不思議)
・Rubyは変数名をアンダースコアで区切る
・多重代入の応用で変数a,bの交換はa,b = b,aでできる(多重代入は代入する前に計算が行われるため)
・多重代入は奥が深すぎて誰も把握していないのでないかという噂がある
・論理和、論理積はオペランドのいずれかを返す nil || 50 #=> 50
・初期化イディオム @a ||= default_value
・unlessはRubyistはみんな使いまくってると思っていたけど、そうでもないみたい
・ifは値を返す
・while修飾子もある
・カウントアップの時はuptoというのも使える
・breakに引数を渡せる。それがループの値になる
・rescue修飾子もある
・catchとthrowを使って入れ子になったループから一番外へとべる

第7章 メソッド
・仮引数に式をかける def today(time = Time.now) end
・Enumeratorはやっぱりよくわからない
・ブロックを受け取る仮引数に&をつけるとオブジェクトとして受け取れる
・ブロック付メソッドにブロックの代わりにProcオブジェクトを渡すことができる

第8章 オブジェクトとクラス
・定数もスコープがある
・特異クラスがよくわからない
・includeしたモジュールはクラスのancestorsメソッドで確認できる

第9章 本書を超えて
・railsのfind_by_カラム名 みたいなメソッドはmethod_missingという例外を使ってる
・set_trace_funcでRuby処理系にフックを仕掛けられる
・継続もあつかえる(継続がなんなのかはぼんやり)

コラム
・doと波括弧は、基本はdoを使い。メソッドの戻り値を使う場合、リソース管理の場合、メソッドチェーンを使う場合だけ波括弧を使用する

まとめ

・1.9が使いたくなってきた
・200Pぐらいの内容とはいえ、オライリー本を最初から最後まで読んだのは初めてかもしれない。
・Rubyistに少し近付いた気がした
・RHG読書会に参加していたことがかなり役に立った
・実はサイン本