高級小説 読書感想「グレート・ギャツビー」(村上訳)
中央公論新社
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村上春樹ファンなら必読の一冊
Old Sport、という奇異な響きが頭から離れない。
読むほどに、人生を深く愛おしく感じる小説
野崎 孝 訳を推薦します。
よかった
知合いに勧められたマンガを探しにヴィレッジ・ヴァンガードに寄ったときに本棚で見付けた。ノルウェイの森やキャッチャー・イン・ザ・ライに登場していたり、村上春樹が相当この作品を好きだってことで気になっていたので即購入。
僕はここ数年村上作品が大好きなので、村上関連作品に関してはほとんど盲目的になっている自信があり、主観的過ぎる以上に偏った評価しかできないのですが、それでも最初から最後までとても面白かったし、たとえ面白くなかったとしても質の高さは抜群で本当に素晴らしい作品だったなと思いました。
あらすじ
主人公のキャラウェイの隣人ジェイ・ギャツビーは毎日盛大なパーティーを開き、たくさんの人を招待している謎の人物。主人公もあるときそのパーティーに招待され、ギャツビーと親しくなる。親しくなるキャラウェイとギャツビー、そして毎日開催するパーティーの目的がキャラウェイに明かされる
感想
ちょっと僕が読むには素晴らしすぎる作品だったというのが読了後最初にでた感想だったと思う。
大きくわけるとストーリーと文章の技術が素晴らしいと思ったのだけど、ストーリーの方はなぜ素晴らしいのか説明できない。特に共感できる登場人物がいるわけでなければ、ハッピーエンドというわけでもないのに清清しい感じで終わっていた。文章の方は少し読めば技術の高さについてはすぐにわかる。情景の描写がとても緻密で、言葉も選んである。流れるような文章が続くうえに、情景と登場人物の感情が入り混ざるような表現がなんどもあり、おいしいウイスキーを飲んでいるような甘くて重厚な香りがしてくる。後書きにもあったが、なぜこんなにも美しく芳醇な文章を28歳の作者が綴れたのかと思う。
それでもやっぱり上手にこの小説のよさを言葉にできない。それは単に僕がハルキニストだからこの手の文章に酔うのが好きなだけだからかもしれないし、僕の文学的能力がまだまだ低いからかもしれない。なんとかこの気持ちをこの場で文章にしたいのだけど今は面倒なので考えすぎるのはやめようと思う。来年また読んだとき、また新しい感想がかけるんじゃないかと未来の自分に期待している。
まとめ
・ライトノベルの対極にある存在。リッチノベルとかそんな感じ
・村上ファンには客観的に評価できない
・毎年一度は読み返したい
★★★★☆



