死ぬときに思い出すこと 読書感想「サヨナライツカ」
3月 21st, 2010 admin Posted in 書評 | No Comments »
今年だか去年だかに中山美穂主演で映画化されている作人。ある人が読んでいたものをそのまま借りました。普段あまり読まない恋愛小説なので、なかなか手を付けられずにいたのですが、友人の結婚式に行くのに電車で片道1時間ということで手に取りました。
あらすじ
主人公の東垣内豊(ひがしがいとうゆたか)は28歳ぐらいのイケメン+スポーツもOKなイケイケサラリーマン。半年後には良家の良妻賢母間違いなしというお嫁さんももらうことになっている。しかし、その婚約発表会にて主人公は謎の多い魅力的な女性、沓子(とうこ)と出会い恋に落ちる。
感想
(以下ねたばれありです)
後半まで一気にスラスラスラーと読めたなというのが印象的。言葉の選び方や文章の組み立て方がうまいのでしょう。省略しすぎずくどすぎずで、文章が頭にひっかかることなくどんどん読めるのは気持ちがいいです。
ストーリーとしては、前半の主人公が理性と欲望を天秤に掛けて、どんどん堕落しタイの日本人社会で悩み追い詰められてい過程は面白いのだけど、後半の沓子との再開後の話はどうでもいいかなというのが正直な感想。
しかし、再開したといってもその間に経過してしまった25年だとか30年という絶対に取り戻すことのできない絶望的な時間を考えると、どうにもこうにもグッとこずにはいられません。
あの辺の感じについてははやりそれなりの年代になるとより一層面白いんだろうなと思います。
★★★☆☆

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