若い夏 読書感想「MISSING」
9月 16th, 2009 admin Posted in 書評 |
どんな本を読んでいるのか全くわからない友人がmixiでお薦めしていた一冊。「このミステリーがすごい!2000年」で10位にランクインしています。
ちょっと奇妙だったり不思議だったりする短篇5作品。どうも僕は、本多孝好さんの文章を読んでいると村上春樹の文体に似ているのが気になってしまって集中できなかった。今回はお薦めエントリーではない。
村上春樹のあの書き方は彼の圧倒的な知識量と後光があってこそ、初めて僕等は身を任せて酔っ払う事ができる代物。素人がお経を唱えてもありがたみが全然無いのと同じ理由で、ひたすら回りくどい言い回しが鼻につく。
そして話がどれも強引だ。作者が表現したいものを露骨に表現しすぎている。だから登場人物がどれも個性的になりすぎるし、セリフも説明が多くなる。うまい作家ならもっと間接的に伝えてくる、空模様や登場人物の食事のメニューを通じて読者にメッセージを伝えてくる。そういう小説が僕は読みたい。
でも第16回小説推理新人賞受賞作なんかもあるので、単に僕の好みにあわなかっただけの話なのだろう。(あと、まじめな話新人賞とかは今後ののびしろも考慮して与えているのだとも思う)
人の文章を僕なんかの文章で悪く言うのもなんだけど、とにかく好みにあわなかった。そいうこともあるみたいです。
★☆☆☆☆

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