サイバーパンクの金字塔 読書感想「ニューロマンサー」

5月 7th, 2009 admin Posted in 書評 | コメントは受け付けていません。

ニューロマンサー (ハヤカワ文庫SF)
ウィリアム ギブスン ウィリアム・ギブスン
早川書房
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SFを読んでいるといっていたらocchii105さんが貸してくれた本。有難う御座いました。

映画マトリックスにアイデアのモトとなる漫画があったという話を聞いたことがあるというのを聞いた人は多いと思う、甲殻機動隊のことだ。だけど甲殻機動隊のアイデアのモトまで知っているという人は多くはないんじゃないでしょうか。電脳空間(サイバースペース)、ジャックイン、AI・・などの今となっては当たり前となったサイバーパンクの世界観を作ったのが本作品「ニューロマンサー」なのだ

4回読み直した

この小説は普通の小説より難しい(僕にとって)
・1人物が複数の名前で呼ばれる(ディクシー=フラットライン、構造物、ポーリーとか)
・何の名前なのかわからない用語がでてくる(ヴィラ・ストレイライト、スピンドル、3ジェインとか)
・同じ登場人物なのに中身が違う場合がある(リンダやフィン、アーミテジ)
・電脳空間にいるのか、現実世界にいるのかわからないときがある

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というわけで、4回ぐらい前半を読み直してからはメモを取ることにし、A4サイズビッシリに人物相関図を書くことになった。

まとめ

SFを語る上で欠かせない小説である本作品。わかりにくいために何度も読み返したのがよけいによかったかもしれない。面白かった。影響を受けた作品が沢山あるために、主役の三人はマトリックスの三人に、千葉シティは甲殻機動隊の街並みに脳内補完して楽しんだ。

しかしこれを書いた人も凄いけど、1984年のインターネットがないどころか初代ファミコンがやっと発売されたころに読んで理解した人たちも凄い。しかも小説なので文字だけで理解したなんて・・・映画マトリックスをみて理解できなかった人がどれだけ多かったかということを思うと、当時この作品が出回った時のインパクトはどんなもんなんだったろうと想像したくなる。

25年の時を経ても色褪せない傑作。最後のオチもなかなか素敵。おすすめです。

★★★★☆

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