村上春樹の老い – 読書感想「走ることについて語るときに僕の語ること」

1月 13th, 2009 admin Posted in 書評 | No Comments »

走ることについて語るときに僕の語ること
村上 春樹
文藝春秋
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村上春樹は毎日10kmを走り、フルマラソンやトライアスロンにも真剣に取り組むような人だった。それを知ったとき、市民ランナーの一人である僕は村上春樹が好きでないからこそこの本を即買いしていた。
読み終えた結果として、序文の途中で僕は村上春樹が好きになり、本を閉じたときには新しいランニングシューズを買いにいっていました。
すべての村上春樹嫌いのランナーにお薦めしたい一冊です。

タイトルからして嫌い

最初にこのタイトルを見たときは
「だから僕は村上春樹が嫌いなんだよ」と思った。
ストレートにものを表現しない感じが大嫌いなのだ。そんなことは大人には許されないことだと思っている。
だけどこの本は本当に走ることについて語るときに語ることが書いてあった。すみません。

ランナーの心理表現が気持ちいい

走るってのは変なスポーツで、1年以上走りつづけている僕にも何が楽しいのかよくわからない。
心の底からスポーツの楽しみを味わっているような気もするし、
単にサウナと水風呂に交互にはいって
「あー気持ちい!」と感じているだけな気もする。
それに走っている最中でも退屈であったり、最高にハイだったり、全力で何かを呪ったりといろんな感情が波のように押し寄せるので楽しいんだか苦痛なのかもよくわからない。
そこを村上春樹はプロの技術でうまく表現してくれるので、僕みたいなランナーは
「あーうんうんうんうんうんうんうんうんうんそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそう、わかる!わかるよ!うんうんうんうん。そうそうそう思うよね!絶対。うんうんうんうんうんうんうんうんうんうん」
って感じになりっぱなしになる。

まとめ

・本当は走ることでは無く、50代を向かえた村上春樹の老いに対する姿勢と、彼流の付き合いかたの本
・村上春樹大好き
・今年はもっと真剣にマラソンに取り組むことにした

★★★★★(満点 ランナーなら)

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