全宇宙共通語は数学 感想「コンタクト」

12月 9th, 2008 admin Posted in 書評 |

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コンタクト〈上巻〉
コンタクト〈下〉 (新潮文庫)

ジョディーフォスター主演の映画は昔に見た覚えがあって、脳内でエリナをジョディーフォスターに置き換えながら読みました。あの映画の煮え切らない感じなんかが一気に吹き飛び目が覚めた。これは読んだことない人は是非読んでほしい一冊です。

感想

<以下映画版程度のネタばれあります>

面白い!まず、物語がとてもリアル。登場人物が本当に実在しそうな人たちばかりで、途中でこれは過去の出来事の単なるドキュメンタリーなんじゃないかと一瞬思ってしまうほどだ。特に面白いのはSFとは関係ない部分での人間関係や外交の表現。パイロット選び、マシーン建設に関わる国同士の交渉。そして最後にエリナが「あれはでっちあげだ」と問い詰められるところなどは、読んでいる僕も悔しさで呼吸が苦しくなるほどでした。

そしてスケールが大きい。これは宇宙の話なのでスケールはもちろん大きいのですが、この話では宇宙からのメッセージや、宇宙人の登場を通じて「神は存在するのか」という究極の問いにも挑んでいきます。物語の中に宗教家の人たちも沢山出てきて、最初は「馬鹿め!神様なんているわけないだろ」と思いながら読み進めていくのですが、最後には「あー神様ってなに?というか神様がいないなんてありえるのだろうか??」なんて感じで、どんどんわからなくなってきます。カールセーガンすごい

まとめ

ストーリーもよかったのですが、科学(数学)こそ宇宙共通語という事実に僕は興奮させられました。少しでも「われは理系」と思っている人なら面白い作品。まだ読んでない人は是非読んでほしいです。
僕も、今ちょうどSICPを読んでいるわけだし、数学をもう少し勉強しなおしてみようかな

★★★★★(満点!)

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