初期短編集 – 感想文「筒井康隆短編2本」
12月 6th, 2008 admin Posted in 書評 | No Comments »
筒井康隆を読んでいるといったら、友人が貸してくれた2冊。筒井康隆の初期のころのショートショート集を読みました。
馬は土曜に蒼ざめる (集英社文庫 79-A)
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「筒井康隆は太宰治に似ている」(解説p221)
こちらで面白かったのは横車の大八と混同夢の2編。
横車の大八は単に作者が最近のコンクリートの建築を嘆いて書いただけなんじゃないかと思われるが、「壊すときを考えて作られていない建築は糞だ」という考え方はとても共感できる。
また混同夢はどたばたがどたばたすぎて面白い。それだけ。
あるいは酒でいっぱいの海 (集英社文庫 79-C)
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初期のショートショート
こちらもショートショートだが1ページで終るような短い話も多い。「ケンタウルスの殺人」など正直なところ何を書きたかったのかよくわからない。「フォークシンガー」や「善猫メダル」などはブラックで気持ちがわるくなるぐらいだ。そう思っていると「給水塔の幽霊」や「スパイ」なんかの罪もなければオチも綺麗な作品がある。筒井康隆のいろいろな話が楽しめるという意味で面白い一冊でした。
まとめ
とにかく筒井康隆が若いなというのが感想。ブラックな話が苦手なので、もうちょっとゆるい長編とかが読みたいです。
★★☆☆☆


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