呪い殺されるかと思った 読書感想「人間失格」
8月 1st, 2008 admin Posted in 書評 | コメントは受け付けていません。
人間失格 (新潮文庫 (た-2-5))
posted with amazlet at 08.08.01
太宰 治
新潮社
売り上げランキング: 2032
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おすすめ度の平均: 

太宰治は俺を怒らせた
地獄・餓鬼・畜生
歌にたとえるなら、――「サウンド・オブ・サイレンス」
試金石
どんな思想書や哲学書よりも重くて、生きる知恵を与えてくれる
この本は20代後半で読むには遅すぎたということはないのだけど、できれば20歳前後で読みたかったなと思った。
前半はやや大人向け、もしくは夢のないキャッチャーインザライといった印象。
そして後半の恐ろしいまでの迫力の文章の連続に精神的にヘトヘトになるもなんとか読み終わり
「太宰治を理解できるのは僕だけだ!」
とか思って勝手に盛り上がっていると、解説欄に
そして太宰治は自分と同じだ、自分だけが太宰の真の理解者だという同志感を持つ。
などと書いてあり一人恥ずかしくなった。
ものすごいパワーのある小説なので、これを雑誌の連載で読んでいた世代の人たちのことを考えると羨ましくてしかたない。
読んだことがないという人は、まず本書の最後にある奥野健男さんの解説だけでも読んでもらいたい。この小説がどんだけ神レベルかということを少しだけでも感じることができると思う。
まとめ
最近結構なペースで本を読んでいて、読書感想を書くのが苦痛になってきた。
斜陽に移る前に、読書感想の書き方の本を読んでみようかと思う。
★★★★★(満点)
